CRF(コンデンスリッチファット)とは

抽出の仕組みと技術

ウェイトフィルターの役割

ウェイトフィルター

脂肪を濃縮(コンデンス)するのに、特許技術の「ウェイトフィルター」が欠かせません。
コンデンスリッチファット(CRF)の抽出には、遠心分離だけではなく、圧力を加えることで死活細胞や力尽きた老化細胞を押し潰して取り除き、健全で若い脂肪細胞を濃縮する技術が必要です。この工程により脂肪の定着が増し、石灰化やしこり、脂肪壊死といった合併症を防ぐことにもつながるのですが、それを可能にするのがウェイトフィルターなのです。
また、フィルターを装着した状態でのプロセスのため、空気中に含まれる菌やほこりなどのコンタミ(不純物)に触れることのない環境であり、感染症等のリスクが大幅に削減されました。

ウェイトフィルターによる抽出の仕組み

ウェイト効果による選別

ウェイトフィルターを用いることで、通常の遠心分離に比べ、強く健全な脂肪細胞(コンデンスリッチファット)を抽出することができるようになります。そのひとつが、ウェイト(重さ)による効果です。ウェイトフィルターのウェイト(重さ)によって、遠心分離の際に脂肪にかかるG(圧力)は、通常の遠心分離のG(圧力)の約25倍になります。この時、老いた弱い脂肪細胞はG(圧力)に耐えられず、排泄オイルになります。この約25倍のG(圧力)に耐えられた強く健全な脂肪細胞(コンデンスリッチファット)のみを抽出し、注入に使用するのです。

遠心分離にかけただけの場合(ウェイトフィルターなし)
健全な脂肪細胞
通常の遠心分離では、問題なく残る
通常の遠心分離では、問題なく残る
老いた弱い脂肪細胞(老化細胞)
老化した脂肪細胞でも、通常のG(圧力)ではそのまま残り、注入後に死活細胞になってしまう。
老化した脂肪細胞でも、通常のG(圧力)ではそのまま残り、注入後に死活細胞になってしまう。
遠心分離にかけただけの場合(ウェイトフィルターなし)
健全な脂肪細胞
強く健全な脂肪は耐えられる
健全な脂肪は約25倍のG(圧力)にも耐えることが可能。CRF注入では、このG(圧力)に耐えることのできた強く健全な脂肪のみを使用。
老いた弱い脂肪細胞(老化細胞)
弱い脂肪は圧力に耐えられずオイルになる
老化した脂肪細胞は、細胞膜も薄く弾力性もないため、約25倍のG(圧力)に耐えられず、排泄オイルとなる。
フィルタリング技術による分離

ウェイトフィルターには、液体のみを通す小さな穴が空いており、排泄オイルになった液体と残った健全な脂肪細胞をしっかり分離させることができます。

ウェイトフィルターは、、排泄オイルになった液体と残った健全な脂肪細胞をしっかり分離させることができます

空気に触れないプロセス

ウェイトフィルターにより密室状態にし、全てのプロセスをシリンジ内で行います。
空気に触れないため、注入する脂肪は常に無菌状態にあり、感染症等のリスクが大幅に削減されました。

  1. シリンジを10分間立てておくと、脂肪とチュメセント液(麻酔液)とに分離するので、チュメセントを廃棄
    1.のシリンジを10分間立てておくと、脂肪とチュメセント液(麻酔液)とに分離するので、チュメセント(麻酔液)のみを廃棄。この段階でシリンジ内に残った脂肪には、死活・老化細胞などの不純物が多く混在している。
  2. 遠心分離にかけ、排泄オイルを上から注射器で吸い取り、不純物を押し出して廃棄する
    これを遠心分離にかけると3層に分かれます。上部に浮く排泄オイルは上から注射器で吸い取り、沈殿する血液や細胞膜は押し出して排出し、CRFのみを残す。
  3. CRFを直接吸い取り注射器に移す
    シリンジ内のCRFを直接吸い取り注射器に移します。