コンデンスリッチファットに関するよくある質問

協会について

  • CRF協会が設立された目的は何ですか?
    当協会は、新技術「コンデンスリッチファット(CRF)」をきちんと説明し、正しいプロセスを理解していただくための協会です。また、医師の裁量で進みがちな新治療の方法にガイドラインを設け、悪質な偽サービスの横行をなくすことも目的としています。
  • どういった活動を行っているのでしょうか?
    まずひとつに、偽サービスの横行を阻止するため、正規の機器とプロセスで行っているクリニックへ認証マークを配布しています。このマークでコンデンスリッチファット(CRF)のサービスが提供可能なクリニックかどうかが一目でお分かりいただけます。
    また、正規のプロセスで行っていることを患者様も確認できるよう、証明書を発行する規定のガイドラインを配布、実施しております。
    他にも、学会での発表や、新規導入クリニックへの研修など、品質向上のために積極的に活動しています。
  • CRF協会の認可クリニックなら、どこで受けても変わりはないですか?
    これはコンデンスリッチファット(CRF)療法に限りませんが、美容医療はやはりクリニックというより、ドクターの技術力が大きく関係します。
    例えば、脂肪を採取する脂肪吸引でも技術の差で仕上りが変わってきますし、注入に関しても同様のことが言えます。
    ですので、カウンセリングを受けてみるなど、信頼できるドクター探しも術後の仕上りに関わってきます。

認可・保証制度について

  • 認証シールが見当たりません。未認可のクリニックでしょうか?
    当協会で認可したクリニックには認証シールを発行していますが、すぐにはホームページに掲載できていないクリニックもあります。
    ただ残念ながら、CRFを偽る非認可クリニックも存在するので、疑問や不安を感じた場合は当協会にご一報下さい。
  • クリニックによって認証シールが少し違いますがどちらが本物ですか?
    偽造防止のため、2012年7月から認証シールが新しくなりました。そのため現在は、貼付けるだけの旧シールと、シールをクリックすると本物のシールかどうかを確認できる新シールの2種類が存在します。旧シールを発行している認可クリニックにも新シールを再発行し、随時貼り替えを呼びかけているところです。
    認証シールが本物かどうか不安な場合は当サイトの「徹底した確認システム」のチェック項目を参考にしていただくか、当協会にお問い合わせ下さい。
  • 施術後には必ず「正規プロセス証明書」がもらえるものなのでしょうか?
    正式に認可されているクリニックなら、証明書の発行が約束事とされています。もし発行されない場合は、当協会にご連絡下さい。また、事前に証明書が発行されるかどうかをクリニックにご確認されることも1つの安心材料になるかと思います。

CRFについて

  • CRFとはなんですか?
    採取した脂肪を遠心分離にかけ、特殊なフィルターで不純物を取り除き抽出した良質な脂肪が、コンデンスリッチファット(CRF)です。そのため、不純物が原因となる石灰化や脂肪壊死など、従来の脂肪注入のリスクを回避している点が特長です。詳しくはこちらをご覧ください
  • 安全性は大丈夫ですか?
    コンデンスリッチファット(CRF)、マイクロCRF共に、自己脂肪を活用し、添加物も一切使用せず処理して注入するため、素材としては遺伝子的にも安全性に問題はありません。 ただ、脂肪採取や注入技術に関しての安全面はドクターの経験や知識によって異なりますので、各クリニックにお問い合わせ下さい。
    クリニックへのお問い合わせについては、「CRF注入の認可クリニック」をご覧ください。
  • CRFは何の治療に有効ですか?
    主には豊胸や乳房再建、シリコンバッグ抜去後の治療などが代表的です。その他、ヒップアップといったニーズにも活用されています。
  • しこりや石灰化は確実に避けられますか?
    コンデンスリッチファット(CRF)は不純物を除去したきれいな脂肪素材なので、リスクが少ないことは事実です。ただ、注入時に脂肪を分散せず1カ所にまとめて注入してしまうと、塊で生着するため内部の脂肪に栄養素が巡らず、しこりや脂肪壊死などが起こりやすい状況を作ってしまいます。また、1回に大量の脂肪を注入することも、同じ状況を作りリスクを高めてしまうので、避けた方が良いでしょう。
    注入技術については様々ですので、各クリニックへお問い合わせ下さい。
  • 施術中、痛みは感じますか?それはどの程度ですか?
    コンデンスリッチファット(CRF)の施術では麻酔が使用されます。施術中は麻酔の効果で寝ている状態なので、痛みは感じないはずです。ただ、クリニックによって全身麻酔だったり静脈麻酔だったりと方法が異なりますので、詳しくは各クリニックへお問い合わせ下さい。

コンデンスリッチ豊胸について

  • 通常の脂肪注入豊胸との違いはなんですか?
    一番の違いは注入する脂肪の質です。従来の脂肪注入の場合、採取した不純物(死活・老化細胞)が含まれたままの脂肪をそのままか、十分に除去しきれない状態で注入するため、脂肪定着率が低く、逆に脂肪壊死や石灰化のリスクは高率でした。
    コンデンスリッチ豊胸は、特殊なフィルターで不純物を取り除いた良質な脂肪と脂肪幹細胞を濃縮したCRF(コンデンスリッチファット)をバストに注入します。CRFは良質な脂肪と脂肪幹細胞の密度が高いので、従来の脂肪注入よりも定着率が高くなることが期待されます。脂肪がしっかり定着するため、しこりができるリスクも低いです。
    従来の脂肪注入とCRF注入のプロセスの違いについては「施術比較」でより詳しいメカニズムご覧いただけます。
  • コンデンスリッチ豊胸でしこりができる可能性はありますか?
    CRF(コンデンスリッチファット)は不純物を除去した健全な脂肪素材なので、従来の脂肪注入よりしこりになるリスクが低いと言えます。しかし、素材が良くても注入方法によっては、しこりや石灰化のリスクを高めてしまう場合があります。 ■しこりや石灰化のリスクが高くなり得る注入法
    注入時に脂肪を分散させず1ヵ所にまとめて注入してしまうと、バストの中で脂肪が塊となってしまい、固まった脂肪の内部まで栄養素が届きにくくなる可能性があります。また、1回のコンデンスリッチ豊胸で大量の脂肪を注入することでも、乳房の内圧が高まってしまい、脂肪は上手く定着しません。定着しなかった脂肪は壊死してしまい、後のしこりや石灰化の原因となります。
    ■しこりや石灰化を避ける注入法
    注入は1ヵ所だけではなく、バスト全体に分散させて注入することで、脂肪が塊になるリスクを避けることが可能です。また、脂肪の注入量はコンデンスリッチ豊胸を受けられる方、それぞれのバストの状態にあわせ、適切な量を見極めて注入することが大切になります。これらのことに十分配慮したクリニックで施術を受けていただくとより安心でしょう。
    注入技術については様々ですので、各クリニックへお問い合わせ下さい。
    クリニックへのお問い合わせについては、「CRF注入の認可クリニック」をご覧ください。
  • 術後の痛みはどの程度ですか?
    痛みには個人差がありますが、一般的に術後は脂肪吸引部に筋肉痛のような痛みがあります。痛みのピークは術後2〜3日目で、1週間後には落ち着いてきます。ピーク時も鎮痛剤でおさまる程度の痛みです。バストは吸引部ほどの痛みはありませんが、術後すぐは硬く張っているような状態で内出血があります。バストの腫れや内出血は2週間程度でおさまってきます。
  • 現在実施されている脂肪注入豊胸の中で、
    幹細胞を最も多く注入できるのはコンデンスリッチ豊胸なのでしょうか?
    コンデンスリッチ豊胸は脂肪幹細胞の密度を高めますが、数自体は増やしません。この幹細胞の数を増やして最も多く注入することができる豊胸術には、セルチャー豊胸という再生医療に位置づけられる脂肪注入豊胸があります。セルチャー豊胸は、採取した脂肪から幹細胞を抽出して培養し、これをCRF(コンデンスリッチファット)と一緒に注入します。 ■幹細胞の培養
    幹細胞は、体内の様々な細胞に変化できる能力を持った細胞です。脂肪注入豊胸は幹細胞が血管や脂肪に変化することで定着し、ボリュームアップにつながっていると考えられています。そのため、幹細胞を培養して増やすことで、さらなる脂肪の定着率アップが期待されます。
    ■セルチャー豊胸のメリット・デメリット
    培養によって幹細胞を増やすため、従来よりも採取する脂肪量が少なく済みます。そのため、採取できる脂肪が少ない痩せ型の方でも無理なく受けていただけるところも特長のひとつです。
    幹細胞の培養は細胞加工の専門施設で3週間〜1ヵ月かけて増やすため、他の豊胸術よりも施術が完了するまで時間がかかることがデメリットと言えるでしょう。

マイクロCRFについて

  • コンデンスリッチファット(CRF)とマイクロCRFの違いはなんですか?
    採取した脂肪から不純物などを取り除いた脂肪がCRFですが、マイクロCRFは、その健全な脂肪からさらに小さな脂肪を抽出した、極めて細やかな注入素材です。高い定着率と、目の周りなどの繊細な部位に注入してもでこぼこにならない滑らかさが特長です。
  • マイクロCRFは何の治療に効果的ですか?
    マイクロCRFはその滑らかさから、顔や手の甲など繊細な部位へ注入が可能です。そのため、アンチエイジングやプチ整形の施術へのニーズが高いと言えます。
  • 顔への脂肪注入は凹凸になりやすいと聞きますが、大丈夫でしょうか?
    確かに顔、特に目の周りなどは皮膚が繊細でとても薄い部位なので通常の脂肪注入では表面がデコボコになってしまう可能性があります。しかし、マイクロCRFなら通常の脂肪はもちろん、コンデンスリッチファット(CRF)よりも細かく滑らかな脂肪素材なので、表面もデコボコせず美しい仕上りが得られます。ただ、技術力で大きく左右されることなので、担当ドクターにご相談することをおすすめします。
    クリニックへのお問い合わせについては、「CRF注入の認可クリニック」をご覧ください。
  • 顔にメスを入れることはしませんか?
    素材となる脂肪を採取する部位(例えばお腹や太もも)には、ごく小さな吸引口を作るためメスを使用しますが、注入は注射器のようなものを使用するため、顔をメスで切ることはありません。
    こちらも施術についてはドクターの技術差も出ますので、施術前によく確認することをおすすめします。
  • 半永久的な効果とは本当ですか?
    マイクロCRFは脂肪細胞を多く含む治療素材です。そのため、ヒアルロン酸のように体内に吸収されず、注入先でほとんどの脂肪が生着します。そのため効果は半永久的に持続します。ただ、加齢や体重の減少などでその効果に差がでることもあります。
  • リスクや副作用について教えてください
    マイクロCRFは、従来の脂肪注入と比較して、注入後に感染症を引き起こしたり、しこりができるリスクは最小限になっています。採取した脂肪はすべて専用のシリンジ内のみで加工するため、注入まで脂肪が外気に触れることはなく、細菌等が混入する可能性はほとんどありません。また、マイクロCRFは採取した脂肪から不純物を取り除き、良質な脂肪細胞と幹細胞を濃縮しているため、高い定着率が期待されています。
    副作用については個人差がありますが、顔に注入した場合は術後に軽い腫れが見られます。ただ、腫れの程度はメイクやマスクでカバーできる程度ですし、期間も1週間程度で収まるのが普通です。脂肪採取を行った部位については軽い筋肉痛のような痛みを感じますが、こちらも1週間程度でおさまります。
    もし、術後に異常を感じた際は、施術を受けた医療機関へ速やかにご相談ください。

普及について

  • ネットで「CRFは日本と韓国でしか導入されていない」とありましたが?
    コンデンスリッチファット(CRF)は日本や韓国の他にも、アメリカやフランス、イギリスなど、欧米各国で活用されている、世界的にも認められた治療法です。また、美容外科だけでなく、大学病院などにも導入されています。
    当サイトの「海外のニュース」ページでも、世界各国の論文や活動内容をご確認いただけます。